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↑長町駅前からモール方向へ歩いてちょっと。

「楓林」のあんかけ五目やきそば~。

うめがす。とろりんこが絶妙。

 

仕事で山形の東根に行った。

 

移動中、同僚のおにいさんと車のなかでいろいろお話してきたんだけど。

たまたまあの暴行牧師の話題になったときにさ、

 

「女のひとを乱暴するようなやつのおちんちんなんて、

 ちょんぎってしまえばいいんだ」

 

と言ったら、どうもほかのひとの耳にも入っていたらしく

駅まで歩く帰り道、いっしょになったべつの先輩から

「おちんちん、切るのすきなんだって?」とたずねられる。

 

切ったことはないけど、昔っから酒飲み運転と暴行は許せん。

 

そのひとと、駅までつらつら話ながら歩いたら

アーケードの奥のほうに人が集まっていて、赤いぴこぴこも回ってて

警官らしきひとと、トラックが止まっていた。

 

まだ早朝の、店のシャッターも締め切ってあるアーケード

ここで起こった痛ましい、腹立たしいことこの上ないあの事件の

実況見分をやってるのではないか、と思われた。

 

「ひとりで死ぬのがいやだった」

 

レンタカーでトラックを借りて、身体に油をかけて、

そして犯人はアクセルを踏みしめた。

仙台の街の象徴でもある場所を切り裂くかのように、

この地に住むひとたちの心も、歴史も、時間も潰しながら。

 

ふたりでペテストリアンデッキ(駅の改札階へ通じる歩行道路)を話しながら歩いた。

駅のでっかい時計は7時ちょっとすぎを指した。

 

先輩はあの日、暴走トラックが走り抜ける1時間前に

アーケードのなかを歩いていたという。

わたしが最後にそこを歩いたのは献血をした日だからもう半月以上前。

 

「あの犯人って、愉しいことも好きなものも、なーんにもなかったんですかね」

「なかったんじゃねぇの、死にたいなら1人で死ねばいいのになあ」

 

わたしは死にたいひとの気持ちが、まったくわからない。

なんせ中学の弁論大会で「自殺するなら、骨髄バンクに登録してみろ」という主旨を

これまたえらそうに、まくしたてたほどだ。(しかもタイトル、”宝のもちぐされ”)

 

すきなひとからは嫌われたくないし、会いたい人もまだまだいるし、

ほしいものはほしい。食いたいものは食いたいんだ。

 

わたしは自分のほしいもののために、動く。

もしくは大切なひとを大切にしたいがために、動く。

 

犯人は事件を起こす直前まで、なにがほしかったんだろう。

そして、いま なにがほしいんだろう。

 

けいじばん